【記事】思いを言葉にできず困っている人が話せる会議

西野高広様②

西野高弘さん(製造業・安全管理業務)

 
 

最初は正直、腑に落ちなかった

会社で安全教育の担当をしています。一方的に話す講師ではなく、みんなを巻き込んで場を創るファシリテーションに興味があり、友人がfacebookで「いいね」を押していた「ホワイトボード・ミーティング®気軽な勉強会」に参加しました。 ところが正直、腑に落ちない。「セミナーに参加しました」とfacebookに報告を書きつつ「もう行くことはないだろう」と思っていました。すると別の友人から 「ホワイトボード・ミーティング®は思いをうまく言葉にできずに困っている人から、話を引き出す良いやり方だよね」とコメントがあったのです。「それならもう1回行ってみよう」と思いなおしました。まさに、そこに困っていたからです。
 
 

上手く使えるとフラットな信頼関係ができる

それから1年余りが経ちました。おかげさまで今年の新入社員との会話はとても スムーズに進みました。「定例進捗会議」のフレームで「あなたにとって安全と言うと?」と質問すると、彼らの思いがスっと出てきます。良いことや困り感も明らかになり「まずはここから始めよう」と新入社員が自ら行動提案できます。うまく使えるとフラットな信頼関係ができるんだと実感。振り返れば、去年は、たどたど しく質問していました。
 
 

ホワイトボード・ミーティング®の型を学ぶところから

ホワイトボード・ミーティング® には、6つの会議フレームがありオープン・ クエスチョンも9つに絞られています。他にも、役割分担会議ではチェックボックスを必ず書くなど、細かい型があります。ベーシック(3級)検定試験は軽い気持 ちで受験したのですが、実技試験でその型の大切さに改めて気づきました。またファシリテーター、サイドワーカー、グラフィッカーの3つの観点から採点されるので、その結果から自分の現在位置や課題も明らかになりました。今は、まだ苦しみながら練習中ですが、これからもお互いの知識や経験を共有で きる場を創るために、まずは自分がスキルアップをしたい。そして、業績アップや ケガのない安全な職場づくりにつなげたいと考えています。(ベーシック検定試験合格者の声)