ファシリテーションとは

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ファシリテーターは会議や研修、プロジェクトなどで豊かなコミュニケーションを育み、1人ひとりの力が活かされるプロセスを作る進行役です。ファシリテーターがいる場は、合意形成や課題解決がスムーズになり、人と組織の成長が促進されます。ホワイトボード・ミーティングの進行役もファシリテーターです。

ファシリテーション6つの技術

ホワイトボード・ミーティングをはじめ、様々なファシリテーターに共通する技術です。熟練したファシリテーターは6つの技術を上手に使いこなします。これらの技術を活用して ①安心、安全の場をつくり ②豊かな対話を育んで    ③みんなが力を発揮できる場をつくることで ④個人とチームが成長する環境構成をします。ファシリテーションは技術です。練習すれば、誰もが熟練したファシリテーターになれます。これらの技術は1つ1つをシンプルに鍛えることも、関連づけて練習することも可能です。

技術1 インストラクション(説明)

指示や説明をする技術。シンプルで的確な言葉や手順の提示、エピソードを有するインストラクションは1人ひとりが自立的、協働的に動きやすい環境をつくります。

技術2 クエスチョン(問い・問いだて)

対話や議論、試行錯誤や探究を促進する問いだての技術。目的を有するクローズドの問い立てや、ニュートラルポジションで問うオープン・クエスチョンがある。ファシリテーターの本質的な技術です。

技術3 アセスメント(評価、分析、翻訳)

全体状況から現状を分析し、評価、分析、翻訳する技術。多面的な情報からの全体の状況をメタ認知し、具体的な方針や手立てを導き出すための状況を読む力です。

技術4 グラフィック&ソニフィケーション(可視化&可聴化)

見えない、聞こえないものを「見える化」(可視化)「聞こえる化」(可聴化)する技術。何を共有すれば(もしくは共有しなければ)場が促進されるのかが指標となります。

技術5 フォーメーション(隊形)

グループ編成やキャスト(参加者)、シチューエーションを選択する技術。目的に応じて1人から大勢まで、室内から室外まで、多様にアレンジします。

技術6 プログラムデザイン(設計)

ゴールを創り出すためのアクティビティ(活動)を組み立てる技術。ファシリテーターは①ー⑤の技術を使い、最適なプロセスと結果を共にめざします。