リレーエッセイ– tax –
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【記事】様々な「違い」を乗り越え、つないでいくスキル(第59回)細尾学さん
私は聴覚支援学校の教員です。自分自身ろう者であり、授業も手話で行っています。実は、学校の子どもたちはそれほど手話が上手ではありません。ほとんどの聴覚支援学校では、聴覚口話法を基本にしているため、手話はあくまで「手段」という位置付けになり... -
【記事】中学校のICT活用が、ここまで進化できた理由(第58回)濱田雅子さん
2020年3月、全国の学校が突然休校になり、私たちは途方に暮れました。「高校入試の面接練習は?」「残りの教科書をどう進める?」「生徒たちは元気なのか?」。心配と不安の中、家庭訪問を行い、課題プリントをたくさん印刷して郵送することが、そのときの... -
【記事】ホワイトボード・ミーティング®︎と職務基準人事制度のコラボレーション(第57回)上田佳江さん
私は中小企業で、人事制度を見直す仕事をしています。人事制度は大きく「人事評価」「給与」「教育訓練」の3つの柱から成りますが、この全てにおいてベースとなる“職務”を基準とした制度構築に取り組んでいます。職務基準の人事制度構築は、ホワイトボー... -
【記事】自己選択・自己決定の感覚を磨くキャリア教育(第56回)藤原千晶さん
私は、企業の人材育成や魅力ある職場づくりのコンサルタントとして活動する傍ら、短期大学のキャリア授業で「アサーティブ×ホワイトボード・ミーティング®」を教えています。キャリア教育では、自己選択・自己決定をしながら自分らしく生きることを重要視... -
【記事】チーム医療にも活きる、ファシリテーションの技術(第55回)金色正広さん
今、医療の分野では「チーム医療」が推進されています。私がファシリテーションを学び始めたのは、栄養サポートチーム(NST)のリーダーになってから。NSTは、栄養不良の患者を見つけ、病気の治療も考慮しつつ、栄養状態を改善して医療の質を高めていく多... -
【記事】書店歴30年の経験をいかしたコンサルとして(第54回)野坂匡樹さん
私は、書店で働いています。ファシリテーションとの出会いは2013年。勤務店に並ぶファシリテーションの本に興味を持ち、ネット検索で見つけたホワイトボード・ミーティング®︎の講座に参加したことが転機となりました。とにかく楽しくて、書店の同僚に熱っ... -
教育
【記事】中学・高校に広がる ファシリテーションスキル(第53回)山田美保子さん
地球規模の難しい問題に直面する中、みんなで知恵を出し合い、新たな解を生み出す対話の継続が求められています。教育現場のキーワードは「探究」。そこでホワイトボード・ミーティング®の出番です。2022年1月に発行された「13歳からのファシリテーション... -
【記事】生徒が、平和な世界の構成者となるために(第52回)佐藤ひな子さん
「私は地球平和をめざしている」。そう生徒に、同僚に言います。「そりゃそうだけど、どうやって?」。衝動的で喧嘩っ早い私を知る大学までの友人は特にびっくりするでしょう。口に出せるのは「実現可能だ!」と見通しが立ったからです。高校教員として勤... -
【記事】自治体職員は、市民協働にファシリテーションを(第51回)小杉浩文さん
八王子市では2040年の姿を描く長期ビジョン策定に向けて、市内の全37の中学校区で、町会長やPTA会長などの地域の関係者から意見を聴くワークショップを開催しました。そのファシリテーターを80人の市職員が担い、私も参加しました。市の職員がファシリテー... -
【記事】「心の体力」の温かさ 子どもたちに伝わる環境を(第50回)田尻 貴久さん
私は、児童養護施設で家庭支援専門相談員として働いています。この仕事は、子どもと家族の橋渡し的な役割です。と同時に、若手職員の人材育成にも携わっています。子どもたちの生活を支え、楽しみも多い反面、悩みを抱えながら日々向き合う現場職員に対し...