リレーエッセイ– tax –
-
【記事】「ホワイトボード・ミーティング®質問の技」は魔法の言葉 (エッセイ17)森村敦子さん
「グループになって、感想を交流しましょう。」子どもたちが一斉に話し始めます。そんな中、じっと黙ったまま時間をやり過ごしていたのが小学4年生の女の子でした。日頃から気軽に友達とおしゃべりすることが、あまりありませんでした。そんな彼女も、オ... -
【記事】養護教諭もファシリテーターに(エッセイ16)北美奈子さん
子どもの元気を応援したい。そんな思いでファシリテーターにチャレンジしています。数年前のことです。夜更かしが続いて、体の不調を訴える子どもがいました。私は睡眠の大切さを繰り返し伝えますが、あまり効果はありません。そこで、担任の先生と作戦会... -
【記事】心からのあいづちの言葉「わかる、わかる」(エッセイ15)久保田比路美さん
「ああ、わかるわかる。もう少し詳しく教えてください。」小学5年生です。林間学校の翌日、山登りのグループに分かれ60cm×90cmのホワイトボードを使って企画会議のフレームで「振り返り」をしました。大きなホワイトボードを使ったグループでの話し合いが... -
【記事】「定例進捗会議」で新人看護師と面談 (エッセイ14)森下八重美さん
「最近、どんな感じですか」から始まるこの言葉が、短時間で深い話まで発展できるとは私の想像をはるかに超えていました。私は急性期病院で勤務し、教育担当看護師長の役割で病院内の教育活動の企画運営、教育委員会での人材育成、新人教育のサポートを主... -
【記事】労働組合×ファシリテーション(エッセイ13)渡邉ななみさん
ボトムアップ型の組織として、今こそ労働組合が必要な時代。j.union株式会社は企業の組合活動を支援しています。しかし、2020年の春から続くコロナ禍は、当社取引労組の9割近くの活動が停滞し「組合員の状況や声が拾い上げられない」という声が届く、未曾... -
【記事】働き方改革を進めるホワイトボード・ミーティング® (エッセイ12)福成有美さん
「話をしている組織はしなやかで強く、話ができていない組織は脆い」。これは10年間、働き方改革のお手伝いをしてきて感じることです。会議数が多ければいいという訳ではありません。共に聞きあい、考えあう「対話的関わり」が実現できているかどうかが重... -
【記事】企業の面談に役立つ、承認と傾聴を促進する技術(エッセイ10)法貴かおりさん
企業などで研修を行う講師として、仕事を始めて今年で13年目となりました。前職はP&Gのお客様相談室で、第一線の対応を担当。2万人以上のお客様と話をしました。大切にしてきたのは信頼。信頼関係が構築されないと、どんな問題も解決へと向かいません... -
【記事】スクールソーシャルワークとホワイトボード・ミーティング®︎(エッセイ9)野尻紀恵さん
スクールソーシャルワーカーは、学校を基盤としてソーシャルワークを展開し、子どものエンパワメントを考える仕事です。そのためには学校教員とスクールソーシャルワーカーの協働の営みの創造が、最大の課題。しかし、実はこれが簡単ではありません。専門... -
【記事】社会的養護のチーム力を高める(エッセイ8)永久理恵さん
社会的養護とは「保護者がいない、または何らかの事情で一緒に暮らせない子どもたちを社会で育て支援する仕組み」です。児童養護施設もその仕組みの一環であり、私は職員のキャリア支援やチーム力向上のお手伝いをしています。児童養護施設では、交代勤務... -
【記事】豊かな学びが育まれる土壌づくり〜公民館の役割〜(エッセイ7)泉森奈央さん
「学習計画を立ててください」「地域課題を挙げてください」。10年前の私は、公民館講座や会議でこんな風に進めていました。いきなりの問いかけに戸惑う参加者。上手くいくこともありましたが、たいていの場は凍りつきます。今となっては、泳げるかどう...