【記事】働き方改革を進めるホワイトボード・ミーティング® (エッセイ12)福成有美さん

「話をしている組織はしなやかで強く、話ができていない組織は脆い」。これは10年間、働き方改革のお手伝いをしてきて感じることです。会議数が多ければいいという訳ではありません。共に聞きあい、考えあう「対話的関わり」が実現できているかどうかが重要です。ある事業所では、若手社員に不満がいっぱい溜まっていました。「働き方改革は一部のためのもので、若手は変革には関われない」と思い込んでいたのです。そこで、趣旨を説明し、ホワイトボード・ミーティング®の情報共有会議や課題解決会議で話しあいを進めたところ、若手の意見も取り入れられていきました。具体的なエピソードを聞きあうホワイトボード・ミーティング®のような深い「対話的関わり」は、納得感ある働き方改革の実現には必要不可欠です。そして、今年。昨年の不満ベースが嘘のようにアイデアベースの話し合いが実現。対話の質が変わったのです。今後は私が支援をするだけでなく、ファシリテーターを育成し自走できる組織を増やしていきたいと考えています。

 

働き方改革をテーマにしたセミナー風景

(認定講師リレーエッセイ第12回 2020年10月24日)

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