【記事】「定例進捗会議」で新人看護師と面談 (エッセイ14)森下八重美さん

「最近、どんな感じですか」から始まるこの言葉が、短時間で深い話まで発展できるとは私の想像をはるかに超えていました。私は急性期病院で勤務し、教育担当看護師長の役割で病院内の教育活動の企画運営、教育委員会での人材育成、新人教育のサポートを主にしています。毎年定期的に新人面接を行い、悩みや相談を聞き、一緒に解決策を考えて一緒に乗り越えています。新人離職率が3年連続0%は私のプチ自慢でもあります。今年は例年の2倍の新人が入職したためホワイトボード・ミーティング®の「定例例進捗会議」のメリットを活かし面接を行いました。短時間で深い話ができ、ホワイトボードに書かれた自分の意見を思い返しながら自分の言葉で次どうしたいかを選んで語ってくれました。時にはティッシュを片手に涙したり、時には大声で笑ったりと病棟では見せない新人の素顔に触れる良い機会となりました。リフレクションには最適な「定例進捗会議」を今後も取り入れ、新人の成長を見守っていきたいと思います。

ホワイトボードの前に集まっての会議。意見が可視化されると話し合いが進みます

(認定講師リレーエッセイ第14回 2020年11月2日)

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