障がいのある方の機能回復を図り社会復帰を支えるために、病院では専門職が意見を合わせる機会がたくさんあります。理学療法士として患者様の近くで寄り添い支えながら運動方法を工夫するためには、たくさんの情報の中から、考えを深め、可視化して優先順位をつけることが必要です。そこで私は、ホワイトボード・ミーティング®と動画分析を組み合わせた症例検討や目標管理のための1on1を定期的に行っています。話し終わったスタッフの「頭の中が整理できました」「次の目標がみつかりました」とスッキリした表情を見ると、こちらも元気になります。
仕事のために始めたホワイトボード・ミーティング®ですが、自分の子どもとの対話や週末の予定を決めるなどのほか、PTA活動、職能団体での研修会の企画などでも活用しています。参加者が、あまりのり気ではない時でも、話しているとだんだん笑顔になって、協力的になっていくのを実感します。様々な場面をつないでくれるホワイトボード・ミーティング®をこれからも実践していきたいです。
(認定講師リレーエッセイ第24回 2021年1月10日)
ホワイトボード・ミーティング®で症例検討を効果的に進めます