【記事】生活困窮者の支援に役立つホワイトボード・ミーティング®︎(第88回)小川真奈美さん

地域で暮らす方々の生活全般にかかわる相談業務を担当しています。お話を聞き、整理しながら解決に向かって伴走する仕事です。例えば、経済的な困りごとの相談も、丁寧に聞くと家族の心配や病気など複合的な課題が見えてきます。そのひとつひとつを整理して、必要な窓口やリソースにつないだり、例えば、病院や不動産会社に同行したり、一緒に家計簿をつくることもあります。ホワイトボード・ミーティング®︎との出会いは2013年。「みんながこれをできるようになれば社会が平和になる」と直感し、「これを広めたい」と思いました。現在は仕事の面談で活用しています。相談者が混乱している時も「あなたのための定例進捗会議」で話を聞くと落ち着かれた表情になり、自分の話した言葉を見ながら、客観的に考えていかれる。また、個別の支援や多職種連携で取り組む時には、ホワイトボードケース会議も有効だと実感しています。飽きっぽい私が長く続けていることが、自分でも不思議。東京と故郷の新潟県長岡市を中心に、支援者支援の方法として福祉分野で広げていきたいと考えています。

(認定講師リレーエッセイ第88回 2023年11月1日)

「ホワイトボード・ミーティング®︎を広めたい!」と直感

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