【記事】労働組合×ファシリテーション(エッセイ13)

 

 

 

 

労働組合×ファシリテーション 

     

渡邉ななみ

(j.union株式会社)

ボトムアップ型の組織として、今こそ労働組合が必要な時代。j.union株式会社は企業の組合活動を支援しています。しかし、2020年の春から続くコロナ禍は、当社取引労組の9割近くの活動が停滞し「組合員の状況や声が拾い上げられない」という声が届く、未曾有の日々が続きました。そこで提案したのがファシリテーションをいかしたオンラインでの話し合い。適切なツールとファシリテーションがあれば、組合員の活動への参画感を高めることができます。組合員一人ひとりの声を拾い上げる場として、最も重要な場である職場集会に、Googleスライドなどを使った話し合いを導入。ファシリテーターの進行のもと参加者全員でスライドを共同編集して全ての意見を可視化します。色を変え、図を使うと、いつもの話し合いもカラフルに変わっていくのです。「この方法なら、職場集会でも使えそう」という声も多くあがっています。今後は、他労組事例やファシリテーションの知見を活かし、コロナ禍以前より、さらに良い組合活動となるようご支援をしていきたいです。

 

オンラインとオフライン。どちらの組合活動にもファシリテーションを!

(認定講師リレーエッセイ第13回 2020年11月1日)