【記事】ドンドン意見が出る様子に驚き(第44回)

 

 

 

 

 

 

ドンドン意見が出る様子に驚き

     

奥西 春美

(株式会社ひとまち)

 

 

 

ホワイトボード・ミーティング®︎との出会いは2012年。当時は看護学校の教務主任で、会議に悩んでいました。「気軽な勉強会」で助産師の方が困りごとを話題提供した時に、医療従事者でない方もドンドン意見を言う姿に衝撃を受けました。その内容も多角的でとても学びになり「何の魔法か」と驚いたのを鮮明に覚えています。以降、訪問看護ステーションを経て、株式会社ひとまちに入社。多くの現場でファシリテーター養成に取り組んできました。社会福祉協議会やNPOセンターでは職員と市民が混ざり合って、地域課題の解決に取り組みます。例えば、「活動の認知度を高めたい」という話題を可視化すると参加者からドンドン意見が出ます。地域包括支援センターや福祉事業所での会議も、参加者から多角的な意見が出されて、多職種連携の強みを生かした支援計画が決まります。これは魔法ではなく、ファシリテーションという技術。今ではそう確信しています。

(認定講師リレーエッセイ第44回 2021年10月1日)

 

著者の執筆記事が掲載された「月刊コミュニティケア」の表紙
https://wbmf.info/news/book20160801/