【記事】災害復興支援×ホワイトボード・ミーティング® 混乱する現場こそ見える化を(第47回)

 

 

 

 

 

 

災害復興支援×ホワイトボード・ミーティング®
混乱する現場こそ見える化を

     

高栁 貴子

(チーム佐賀)

 

 

 

令和元年以降、毎年のように豪雨災害が起こる佐賀県。私は「板書ボランティア」として、災害復興支援を続けています。ホワイトボード・ミーティング®︎はオープンクエスチョンで思考を深め、意見を可視化し、合意形成や課題解決を促進しますが、板書ボランティアは書くことだけに特化した活動です。情報が混乱する被災現場の会議を、書くことで交通整理します。例えば「浸水した家屋の消毒や修理の仕方が分からない」などの声も書いて残すことで、支援団体へのマッチングがより促進されます。コロナ禍の現在は、Googleスライドを活用し、パソコン入力による可視化で進行。スライドはそのまま議事録にもなり、現場の業務軽減にもつながっています。会議に後から参加した人や、他県の支援者も確認することができ、とても便利です。チーム佐賀には、多様な業種のホワイトボード・ミーティング®︎認定講師が7名いて、ホワイトボード・ミーティング®︎で培った可視化の力をいかんなく発揮。これからも、見える化による支援をブラッシュアップしていきたいと考えています。

(認定講師リレーエッセイ第47回 2022年1月6日)

チーム佐賀での「気軽な勉強会」