【記事】自治体職員は、市民協働にファシリテーションを(第51回)

 

 

 

 

 

 

自治体職員は、
市民協働にファシリテーションを

     

小杉 浩文

(八王子市市民部 八王子駅南口総合事務所 課長補佐)

 

 

 

八王子市では2040年の姿を描く長期ビジョン策定に向けて、市内の全37の中学校区で、町会長やPTA会長などの地域の関係者から意見を聴くワークショップを開催しました。そのファシリテーターを80人の市職員が担い、私も参加しました。市の職員がファシリテーターを務めたことへの参加者の評価は高く、89%が「良い」とアンケートで回答していました。市の職員が直接意見を聴くことへの市民の期待がうかがえました。2021年4月に上記のファシリテーターの有志で、八王子市役所の自主研究グループ「ファシリテーションを学ぶ会」を発足し、ホワイトボード・ミーティング®︎の練習もしています。ファシリテーションは、市民協働や話し合いの場面で、自治体職員にとって必須のスキルとなっています。話し合いやコミュニケーションを円滑にし、職員同士や職員と市民が、ともに働きやすく、生きやすくなるためのスキルとして活用していきたいです。

(認定講師リレーエッセイ第51回 2022年3月8日)

 

八王子市役所の自主研究グループ「ファシリテーションを学ぶ会」の様子