【記事】「小さな話し合いの積み重ねが、大きな改善につながる」 ~精神科デイケア×ホワイトボードミーティング®(第60回)

 

 

 

 

 

 

「小さな話し合いの積み重ねが、大きな改善につながる」
~精神科デイケア×ホワイトボード・ミーティング®

     

馬場 麻里子

(医療法人社団東峰会 関西青少年サナトリューム
地域リハビリテーション事業部 部長)

 

 

 

コロナウイルスの影響で利用者が減ったデイケアセンターの事業改善プロジェクトに取り組みました。感染が心配でメンバーさんが集まるのは不安だけど、ワイワイ楽しむプログラムも本当は再開したい。消毒などの業務負担が増えて話し合う時間もないけれど、業務改善は必要。スタッフ一人ひとりが、メンバーさんのために楽しく役に立つデイケアにしたい気持ちを強く持っているのに、どこから手を付けていいのかわからなくて困っていました。ホワイトボードを取り囲み、しんどい気持ちやメンバーさんの希望、いろいろな意見をあつめていきました。半年で38回の会議を行い、89の改善点を挙げ、そのうちの69の取り組みを行いました。一つ一つは「見学者対応のマニュアルを作る」など、目の前の小さなことです。積み重ねていくことでスタッフの気持ちがそろい、デイケアの雰囲気が格段に明るくなりました。利用者数も少しずつ戻ってきています。ちょんせいこさんに半年間コンサルテーションを受け、デイケアは自走する元気なチームに生まれ変わりました。

(認定講師リレーエッセイ第60回 2022年7月3日)

 

ホワイトボード・ミーティング®︎で、自走する元気なチームに

 

 

 

 

 

 

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