【記事】ソーシャルワークとホワイトボード・ミーティング®(第92回)

 

 

 

 

 

ソーシャルワークと
ホワイトボード・ミーティング®

     

髙木 知里

(特別養護老人ホーム 生活相談員
認定社会福祉士)

 

 

山形の特別養護老人ホームで社会福祉士として勤務する私は、面談やスーパービジョンの際にホワイトボード・ミーティング®︎を活用し、その効果を感じています。ご高齢の利用者様が施設に入居される際の相談では、ご家族やサポートしてきた事業所の担当者から情報を得て、それをメモや相談票に記入します。たくさんの情報を集めるのですが、最近では初回相談の際、ホワイトボードケース会議のフレームを使用。家族関係を示す図(ジェノグラム)の隣に、情報を記入するようにしています。そうすることで、「相談票を完成させよう」と質問攻めにならずに済みますし、メモを取りながら重要な点を聞き漏らすことも防げます。社会福祉士会の1対1のスーパービジョンでも同様、ケース会議のフレームを使うようにしています。ホワイトボード・ミーティング®︎アセスメントスケールの活用を心掛け、収束と活用まで進むと、バイジーのケース理解が深まることを実感しています。今後は複数人でホワイトボードケース会議を開催できるよう、スキルの向上を目指していきます。ソーシャルワークと親和性が高いホワイトボード・ミーティング®︎。すべてのフレームが現場で活用できると感じています。

(認定講師リレーエッセイ第92回 2024年2月2日)

 

さまざまな現場で活用できる、ホワイトボード・ミーティング®︎