大学の小学校教員養成の授業「家庭」で、ホワイトボード・ミーティング®︎を活用しています。栄養についての学びのスタートは「自分と栄養」の定例進捗会議。食生活を見直して課題改善のプロセスを学びます。消費教育の授業では「お金のつかい方」の企画会議。学生が一人暮らしをしてわかったこと、買い物についての失敗などのエピソードが満載です。そこから子ども達に学んでほしいことを話し合います。学習内容を自分ごととして考えるところからのスタートで、その後の学びがグン!と深まります。充実した話し合いや合意形成を体験的に学ぶ。学生のファシリテーションスキルの伸び率は素晴らしいと思います。授業の最後に書く振り返りジャーナルには「このクラスは、ホワイトボード・ミーティング®︎をしているから、コミュニケーションがすごくいいと思います」という感想が。学校現場でも「子どもたちが学び合う場をつくるファシリテーター」として活躍してほしいです。
(認定講師リレーエッセイ第70回 2022年12月27日)