【記事】ホワイトボード・ミーティング®で制服について考える (第100回)澤田和代さん

制服見直しの話し合いにホワイトボード・ミーティング®を取り入れました。最初は「うちの生徒には難しい」と思っていましたが、その思い込みは覆されました。生徒会メンバー6人は放課後に練習を重ね、全校の前で堂々とファシリテーターを務めました。仲間の質問やあいづちが生徒を支え、自信を与える瞬間を何度も見て、胸が熱くなりました。

普段は集団活動に入れない生徒が意見を述べたとき、教員の声掛けよりも、生徒同士の支え合いが生む力に驚かされました。そして、生徒自身の手で制服廃止が決定。「私服でもよいが、学校にふさわしい服装を自分で判断したい」という声から、卒業生が勤務する紳士服店の協力でドレスコード講習会も実現しました。「私たち、一人ひとりに力がある」─。その確信が、私の最大の成果です。

(認定講師リレーエッセイ第100回 2025年12月16日)

話し合いに向けて、交代でファシリテーターの練習をする生徒会メンバー
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