「地域若者サポートステーション」をご存知ですか。無業の15~49歳までの若者を対象とした全国に177ヶ所ある就労支援機関です。ここでもホワイトボード・ミーティング®の技術が有効です。例えば、相談中に話題がアチコチに飛び「何の話をしていたっけ?」となった時は「あなたのための定例進捗会議」の出番です。相談者の話したい「項目」と「順番」を確認し「ホワイトボード・ミーティング®質問の技カード」の9つのオープン・クエスチョンで質問すると、ついつい話しすぎる人も思考が深まり、話が上手にまとまります。ポイントは4つに区切られた枠に書くこと。「話す分量」がイメージしやすく、相談者に見通しが立ちます。
できたこと、できなかったこと、これから取り組む課題、目標など。相談者の言葉がホワイトボードに可視化されるのが、わかりやすくて効果的。自己選択、自己決定を大切にしながら、ホワイトボードで若者の職業的自立を支援する日々が続きます。
ホワイトボードを4つに区切り、テーマを設けて振り返る「あなたのための定例進捗会議」
(認定講師リレーエッセイ第2回 2020年8月26日)