【記事】授業や学級活動におけるホワイトボード・ミーティング®(エッセイ4)藤井雅美さん

「私の役割は、グループのメンバーが変わっても、みんなが楽しく関わりあえるようにすることです。相談にのったり、意見を聞いたりして、相手に寄り添いたいです」卒業直前に書かれた6年生の文章を読み、とても嬉しく思いました。子どもファシリテーターの誕生をじかに感じたからです。

子どもたちと一緒にめざしてきた学級。それは、困った時には頼り、自分の意見を安心して言える関係づくり。そこで毎日のペアコミュニケーションや少人数でのグループ活動での話しあい、係活動、絵本の読み聞かせなど、日々の活動にホワイトボード・ミーティング®のファシリテーション技術を活用してきました。子どもたちの間に、互いに聞きあう、話しあう関係ができるとファシリテーター役の子を中心に、アチラコチラで学びあいが始まるようになりました。困ったときも「ねえ、これってどうやるの?」と助けを求められる、やさしくたくましいクラスになりました。

ホワイトボード・ミーティング®質問の技カードでペアコミュニケーション
ミニホワイトボードに聞きながら書きます

(認定講師リレーエッセイ第4回 2020年9月2日)

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