【記事】スクールカウンセラーとホワイトボード・ミーティング®︎(第24回)岩渕恭子さん

子ども、保護者、先生から、スクールカウンセラーは様々な相談を受けます。不安を抱えているけれど,何からどう話していいかわからない。そんな面談の大きな助けになっているのがホワイトボード・ミーティング®︎の技術です。
私はミニホワイトボードを何枚も用意しています。「このホワイトボードに書きながら聞いてもいいですか?」と尋ねてから開始。「話したくないことは無理に話さなくていいですよ。」と言い添えます。ホワイトボード・ミーティング®の質問の技を使いながら,相談者の話したいことを十分に聴きます。ミニホワイトボードは4、5枚になることがほとんどです。話すうちに相談者の表情が柔らかくなっていくのを感じます。目の前のホワイトボードを見ながら,「一番困っていることは?」「一番伝えたかったことは?」「お子さんの強みは?」などと一緒に考えていきます。問題は簡単には解決しませんが、「心の体力」をあたためて次の一歩を踏み出すお手伝いとして、ホワイトボード・ミーティング®️は威力を発揮しています。

 

相談者の気持ちや思考の整理が進みます

(認定講師リレーエッセイ第24回 2021年1月10日)

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