【記事】「絵本とホワイトボードとファシリテーション」開催報告

イベント「絵本とホワイトボードとファシリテーション」が2025年6月21日、東京都文京区の「まちの教室KLASS」で開かれました。主催はSLOW GELATO in bulkという街のジェラート屋さんで地域コーディネーターとしてかつ活動する楠本美央さん。美央さんは、小学校の非常勤講師であり、ホワイトボード・ミーティング®︎認定講師でもあります。「街の教育力」について日々、考え、地元である根津を中心に、丁寧なかかわりを積み重ねています。そんな美央さんの活動に共感したちょんせいこが「一緒に何かやりたいね」と話をもちかけ、開催に至りました。

参加者は、地域活動や教育に関わる方、近隣の住民の方、ホワイトボード・ミーティング®︎の実践者など15人。そのうちふたりは小学生でした。親子3世代で訪れた方もいて、会場は多様でやさしい空間となりました。


ワークショップはファシリテーターである、ちょんせいこと楠本美央さんの絵本の読み聞かせから始まりました。ちょんせいこが対話しながら物語を楽しむ「絵本ファシリテーター」について説明。その後、参加者が持参した絵本を、ペアで読み合う活動へと進みます。あっという間に会場は、素敵な物語で満ち溢れる空間に変身。絵本ってすごいです。


後半はホワイトボード・ミーティング®︎の会議フレーム③「企画会議」の進め方で、「絵本のある暮らし」について語り合う時間になりました。全員がファシリテーターとして立ち、全員がサイドワーカーとして自分の意見を話します。この日、初めてファシリテーションを学んだ小学生も、大人の言葉を聞いて、ホワイトボードに書いて受けとめる姿に、思わず見惚れてしまう場面もありました。


絵本とホワイトボードの力を借りて。立場も年齢も関係なく深みのある対話を重ねた今回のワークショップは、とても温かで幸せな時間でした。こんな場が広がっていきますように。ご参加のみなさま、ありがとうございました。

主催した楠本美央さんのFacebook投稿から

私自身、大人になって「ペアで絵本を読んでもらう」という体験は初めてだったかもしれません。
絵本の内容ももちろんですが、“目の前の人が、その方にとっての大切な絵本を私のために読んでくれる”
という時間そのものが、とっても心に沁みました。

これまで、地域や教育・子育てに関する対話の場は開いてきましたが、「ファシリテーションを学ぶ場」は初めての開催。小学校教員として影響を受けた本の著者であり、ホワイトボード・ミーティング®︎の開発者でもあるせいこさんとご一緒することに、緊張していた部分もありました。
でも、せいこさんからは何度も「大丈夫!」「みおさんらしく!」「何かあったらサイドワークするから!」という言葉をもらっていました。さらに、当日みなさんが本当にあたたな雰囲気をつくってくださったおかげで、肩の力を抜いて、場を信じて進めることができました。

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