【記事】心からのあいづちの言葉「わかる、わかる」(エッセイ15)

 

 

 

 

心からのあいづちの言葉「わかる、わかる」

     

久保田比路美

(群馬県小学校教諭)

「ああ、わかるわかる。もう少し詳しく教えてください。」小学5年生です。林間学校の翌日、山登りのグループに分かれ60cm×90cmのホワイトボードを使って企画会議のフレームで「振り返り」をしました。大きなホワイトボードを使ったグループでの話し合いが初めてとは思えないほど様になっています。一緒に山登りをした仲間だからこそ、心からのあいづち言葉「わかるわかる」が自然に出てくる。友達の言葉を書くことで承認し合う活動を繰り返すうちに、教室の雰囲気が柔らかくしっとりしてくるのを感じます。ギャラリーウォークの時間、自分たちの言葉でぎっしりと埋まったホワイトボードを誇らしげに見つめる子どもたちの姿がなんとも頼もしい。ホワイトボード・ミーティング®︎を使った話し合い活動をする度に、深い情報を共有しながら仲間と対話する楽しさは大人も子どもも全く同じだということを感じ、元気をもらっています。

 

 

クラス全員がファシリテーターを担当します!

(認定講師リレーエッセイ第15回 2020年11月3日)