【記事】養護教諭もファシリテーターに(エッセイ16)

 

 

 

 

養護教諭もファシリテーターに

     

北 美奈子
(新潟県養護教諭)

子どもの元気を応援したい。そんな思いでファシリテーターにチャレンジしています。数年前のことです。夜更かしが続いて、体の不調を訴える子どもがいました。私は睡眠の大切さを繰り返し伝えますが、あまり効果はありません。そこで、担任の先生と作戦会議をしました。教室や家庭でのエピソードを共有すると、実は子どもの困っていることが見えてきます。そんな姿が見えてくると、応援したい気持ちが強くなります。作戦会議では、担任の先生から、子どもの好きなことや得意なことを生かして「学校が楽しい」と思わせるようなアイデアが次々と出てきました。こんな作戦会議をする時にピッタリなのが、ホワイトボード・ミーティング®です。多忙な現場でも、その場で意見を出し合い、深い情報共有や役割分担が進みます。ホワイトボード・ミーティング®を使うと話し合いが効率的にできる。それが一番のメリットです。徐々に子どもの行動に変化が現れてくると、私も嬉しくなります。「チーム学校」の一員として養護教諭もファシリテーターになり、子どもの可能性を引き出すお手伝いをしていきたいです。

 

A3用紙と黒赤青のボールペンでホワイトボード・ミーティング®

(認定講師リレーエッセイ第16回 2020年11月7日)