【記事】ホワイトボード・ミーティング®︎で対等な話しあいの場をつくる(第32回)

 

 

 

 

ホワイトボード・ミーティング®︎で対等な話しあいの場をつくる

     

松浦隆太郎

(杉並区就学支援相談員・特別支援学校元校長)

 

教育委員会で就学支援相談員をしています。ホワイトボード・ミーティング®︎の主な活用場面は、フォローアップ面談。現在の就学支援は入学に焦点を当てた支援から、その後の成長の様子をフォローする「連続した支援」(教育支援)となりました。そこで、保護者(子ども)、学校、教育委員会でフォローのための面談にホワイトボード・ミーティング®︎を活用しています。面談では、ホワイトボードに向かい保護者(子ども)と担任・管理職が横並びで対等な関係性を演出し、子どもの家や学校での様子を語ってもらいます。ファシリテーターの私(教育委員会)は、ホワイトボードに書き出し、収束で子どもの成長や課題を、活用で次に取組む課題を共有します。時には私もファシリテーターの服を脱ぎ、発言・助言をします。子どもの成長と次の課題を可視化して共有するので、納得感が得やすいのが特徴。対等な関係性のもと可視化して話を進める合意形成のやり方を、自分が関わるいろいろな機会で伝えていきたいと思っています。

(認定講師リレーエッセイ第31 回 2021年3月17日)

 

 

 

 

教育委員会でのホワイトボード・ミーティング®︎研修の様子