【記事】自己選択・自己決定の感覚を磨くキャリア教育(第56回)

 

 

 

 

 

 

自己選択・自己決定の感覚を磨く
キャリア教育

     

藤原 千晶

((株)ワークライフシナジー研究所 代表取締役)

 

 

 

私は、企業の人材育成や魅力ある職場づくりのコンサルタントとして活動する傍ら、短期大学のキャリア授業で「アサーティブ×ホワイトボード・ミーティング®」を教えています。キャリア教育では、自己選択・自己決定をしながら自分らしく生きることを重要視します。しかし多くの学生は、親や先生、ネットの情報などに縛られ、自分らしく生きることができていません。さらに自分自身を「非主張的」「コミュニケーションが苦手」だと感じています。そんな学生達にとって、オープンクエスチョンや「伝え方の技」の実習は、コミュニケーションをスキルとして実践し、小さな成功体験を積む機会となったようです。7分間カンファレンスでは、良い点や強みを見つける目が育ちます。「これからどうしたいか、どうなったら良いか」を考えることで、自己選択・自己決定の感覚も磨かれます。これからも認定講師として、自分らしく生きる人が増える活動をしたいと考えています。

(認定講師リレーエッセイ第56回 2022年5月10日)

 

 

短大での「アサーティブ×ホワイトボード・ミーティング®」オンライン授業