【記事】中学校のICT活用が、ここまで進化できた理由(第58回)

 

 

 

 

 

 

中学校のICT活用が、ここまで進化できた理由

     

濱田 雅子

(徳島県美馬市立穴吹中学校)

 

 

 

2020年3月、全国の学校が突然休校になり、私たちは途方に暮れました。「高校入試の面接練習は?」「残りの教科書をどう進める?」「生徒たちは元気なのか?」。心配と不安の中、家庭訪問を行い、課題プリントをたくさん印刷して郵送することが、そのときの精一杯でした。しかし今、私たちは、大きく進化しています。オンライン会議システムで授業を進め、子どもたちにワークシートを配信し、一人で考えたり、みんなで教え合ったりすることもできています。わずか2年間で、ここまでICT活用が進化できたのは、ホワイトボード・ミーティング®というファシリテーションスキルを、私たちが共有していたからです。変化の激しい困難な時も「定例進捗会議」を毎月、継続したことが、確実にチームワークを育んでくれました。生徒もアナログのホワイトボードとICTを上手に融合しています。コロナだけなく、これからも課題は次々に現れます。そのたびに、どんなホワイトボード・ミーティング®が始まるか、楽しみです。

(認定講師リレーエッセイ第58回 2022年6月6日)

 

 

タブレットを使い、話し合いをする生徒たち