【記事】ICTとホワイトボードで効果的な話し合いを進める(第69回)

 

 

 

 

 

 

ICTとホワイトボードで
効果的な話し合いを進める

     

横山 弘美

(元東京都小学校教員・大学講師)

 

 

 

GIGAスクール構想2年目。子ども達は今では立派なICTのヘビーユーザーです。小学5年生の冬、家庭科の「物を生かして住みやすく」という学習では、教室や廊下など身近な場所の掃除の方法を1年生にわかりやすく伝える方法を考えて発表します。授業はまず、グループでホワイトボード・ミーティング®︎でスタート。「ほうきは片付けまでを伝えた方がいい。傷んだら使いにくくなるから」など、自分の経験を発散し、収束で伝える内容を絞り、活用で項目と担当を決めます。そこまで進んだら、タブレットをサッと開き、アプリを使って動画や写真、イラストなどを工夫してスライド作成をスタート。翌週もホワイトボードの写真を確認。みんなで「靴箱の動画を撮りに行きます!」と作業を進めます。話し合いが効果的に進むと、タブレットの良さもグッと引き立つと思う瞬間です。アナログとデジタルを融合して、子どもたちが主体的に話し合い、活動できる場になるよう、これからもファシリテーションを活用していきたいです。

(認定講師リレーエッセイ第69回 2022年12月27日)

 

教室でもアナログとデジタルを融合。主体的な話し合いの場に