【記事】お客様の現場に、ホワイトボード・ミーティング®を役立てたい

 

竹中千恵さん

(株式会社 大塚商会)

 

企業の会議や研修にホワイトボード・ミーティング®を広げたい。竹中千恵さん(株式会社大塚商会マーケティング本部地域プロモーション部本部支援課・「日本経営品質賞」認定アセッサーJQAC21187)は、大阪勤務時代に講師デビューを果たしました。笑顔が素敵な竹中さん。前へ、前へと歩みを進めています。

 

 

お客様にご満足いただけるセミナーをめざして

間もなく始まるセミナー。参加者の不安と期待が綯い交ぜになった緊張感が会場を覆っています。その硬い空気が「ふわっ」と温かい笑顔に一変。初対面とは思えないほどの親近感を育みながら、ホワイトボードに向かって話し合う女性たち。この場をファシリテートするのは、ホワイトボード・ミーティング®認定講師の竹中千恵さんです。セミナーのタイトルは「じぶん発見!未来を創るLet’s女子会」。組織で輝く人財になるための全3回。その初回が、ホワイトボード・ミーティング®セミナーです。ホワイトボードに書くのも、ファシリテーターとして会議を進行するのも初めてのお客様に、竹中さんは、わかりやすく丁寧な説明と練習を繰り返します。今回のメインテーマは「私から始める働き方改革」。業種は違っても悩みは同じ。「お客様からは早速、職場でチャレンジしたいことが見つかったと嬉しいお声をいただきました」と手応えを感じました。

将来に必要なスキルとして

お客様に、企業のドキュメント管理を提案する仕事をしていた頃、「職場の先輩に誘われたのがホワイトボード・ミーティング®気軽な勉強会でした。最初はシンプルに楽しかったです」と語る竹中さんだが、オープン・クエスチョンで質問するファシリテーターのニュートラルポジションを獲得するには、随分と苦労をしました。また、幼い頃から「文字を書くときは丁寧に」と教えられてきたのでホワイトボードに書くスピード感にもびっくり。「でも、練習が楽しかった」と語る竹中さん。現在は、その成果を実感しています。自分の将来に必要なスキルはなんだろう。「これからのキャリア形成を考えて選んだのがホワイトボード・ミーティング®でした」。練習を重ねて検定試験を受け、認定講師資格を取得。使い道は会議だけでなく、悩んだときの思考整理にも役立てています。

仲間と一緒に広げていきたい

全国展開していた冒頭の女性顧客向けのセミナーも、担当地域ごとにアレンジする際、ホワイトボード・ミーティング®で企画をしました。「普段イベントに関わっていないメンバーの意見が斬新で、面白い内容に仕上がりました」と、当時を振り返ります。その後、大阪から東京に転勤。現在は基本会議フレームの「定例進捗会議」を使って、新入社員へのサポートや、イベント運営でのタスク整理にホワイトボード・ミーティング®を活用しています。「ほんとにいいものと出会えたので、輪を広げていきたい。今は社内で一緒に取り組める仲間を募集中です」。今後、取り組んでみたいのは、経営戦略の具体化。「戦略の策定から現場への落とし込みまで、すべての階層でホワイトボード・ミーティング®を有効活用したい。そして、製造、建設、流通、医療介護など、様々なお客様の現場に役立てていきたいと考えています」。好奇心旺盛。竹中さんの新しいチャレンジが始まっています。