【資料】ご活用下さい「発言しやすい会議マニュアル①」

皆様から寄せられるお声をもとに「発言しやすい会議マニュアル①」を作成しました。会議や人材育成を上手く進めたいみなさま、どうぞ、ご活用ください。
「発言しやすい会議」マニュアル(PDF版)

 

 

第1版(2016年9月1日)「発言しやすい会議マニュアル①」

株式会社ひとまち 発行     https://wbmf.info

 

効率的、効果的な会議の進め方として「ファシリテーション」が注目されています。弊社の提案するホワイトボード・ミーティング®は、進行役をファシリテーター、参加者をサイドワーカーと定めて、ホワイトボードに意見を可視化しながら進める会議手法です。また、ホワイトボード・ミーティング®以外にも、参加者が発言しやすい会議の方法はたくさんあります。ちょっとしたアイデアや工夫で「発言しやすい会議」へと変革しましょう。

 

<こんな現場にオススメです>

1 発言を求めても、シーンとして意見が出ない
2 お金と時間をかける割に、効果が低い
3 次期リーダーを育成したい

 

(1)まずは簡単な変革にチャレンジ

参加のハードルを下げる

大勢の前で発言するのは、誰しも勇気が必要です。一般的に、会議参加者の概ね2割は、緊張せずに話せますが、残り8割は発言しにくい立場にあります。しかし、会議にペアコミュニケーションやグループでの話しあいを活用するとメンバー全員の参加のハードルが下がります。会議の冒頭や終わりにペア・コミュニケーションを導入し、進行の1部を4〜5人のグループにして、参加のハードルを下げ発言しやすい環境を作ります。グループごとに話しあうテーマを設定し、記録係は話の内容を書き留め、終わりに発表すると全体共有ができます。

 

(2)既存の会議手法を活用する

1 みんなでリラックスして対話するワールドカフェ

Juanita Brown(アニータ・ブラウン)氏とDavid Isaacs(デイビッド・アイザックス)氏によって、1995年に開発・提唱されたワールドカフェは国内外で用いられる創造性に富んだダイアログ(対話)を可能にする会議の手法です。まるでカフェにいるようなリラックした空間で、グループのテーブルに模造紙を広げ、参加者がマーカーで意見を書きます。ルールは、メンバーは意見を否定しないこと。グループを交代すると、他の意見も知れて全体共有が進みます。

参考文献「ワールド・カフェをやろう」(香取一昭・大川恒著/日本経済新聞出版社)

 

2 ホワイトボード・ミーティング®で合意形成や課題解決を進める

ちょんせいこ(株式会社ひとまち)が2003年に開発したホワイトボード・ミーティング®は、ホワイトボードに意見を可視化しながら進める会議の手法です。発散(黒)→収束(赤)→活用(青)で話しあいのプロセスを作ります。ファシリテーターとサイドワーカーは、お互いに好意的な関心の態度を向けながら、質問の技術で情報共有を深めます。お互いに意見を承認しあいながら進めるので、続けているうちにチームワークが良くなります。困難な課題も6つの会議フレームを活用して、解決に向けた具体的な行動や結論が決まるのが特徴です。

参考文献「ホワイトボード・ミーティング®検定試験公式テキストBasic3級」(ちょんせいこ著/株式会社ひとまち)

(3)プログラムデザインを工夫する

例えば、すぐにできる工夫として、2時間の会議を以下のように進めます。

発言しやすい会議

 

※1 ペア・コミュニケーションで会議のチェックインとチェックアウトをして、メンバーの参加度を高めます
※2 グループで話しあうテーマを決めて取り組みます。同じテーマでも良いし、グループごとにテーマを変えてもかまいません。40分の進め方も工夫します。

 

<リーダーの心得>

1 「発言しなさい」の言葉の代わりに、発言しやすい環境を作ります。
2  ペアやグループでコミュニケーション量を増やし、参加度が高まる進行を心がけます。
3  面前で「責める、怒る」はミーティングハラスメントです。課題解決や人材育成は、責める、怒る以外の方法が効果的です。
4  グッドモデルを示しましょう。「こうすれば良い会議になる」体験やモデルの提示がメンバーの学びになります。
5 リーダーは、明確な方向性を示します。

社内ファシリテーターの養成・会議変革のご相談は「ひとまち」へ!

株式会社ひとまち 大阪市中央区大手前1丁目6番8号光養ビル702
代表取締役 ちょんせいこ(ホワイトボード・ミーティング®開発者)
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