【記事】コロナ禍に求められる ファシリテーション(エッセイ1回)

 

 

 

 

コロナ禍に求められる ファシリテーション
研究会の定期総会をオンラインで開催

     

横山弘美
(東京都小学校教員・日本酪農教育ファーム研究会 事務局長)


教員・酪農家・乳業関係者で構成される日本酪農教育ファーム研究会 。私は事務局長をしています。全国に90名の会員がいますが、新型コロナウィルスの影響で集まれず、定期総会の開催も控えていました。このままでは活動が停滞してしまう。そう考えた私はzoomを使ってオンライン定期総会へのチャレンジを提案しました。ホワイトボード・ミーティング®のオンラインレッスンなどで学び、培ったファシリテーションスキルを活かすことにしたのです。
 
まずは、事務局の数名に声をかけて接続を試行。その後、役員会でもGoogle slideを使い、話し合いを可視化しながら進めました。酪農家さんが、出産間近の牛の傍から参加し、皆で牛の様子を見守った時間は、オンラインならではでした。定期総会では、北海道から沖縄までの会員がオンラインで集いました。ブレイクアウトルームを使って多職種で話しあい、「withコロナ」で今後どのような活動ができるのか。アイデアが出されました。これからも、ファシリテーターとしてオンラインとオフライン両方の良さを融合し、子どもたちに酪農教育の価値を届けたいと思います。

 

 

出産間近の牛を見守る参加者たち

(認定講師リレーエッセイ第1回 2020年8月1日)